プロフィール
ーーーーーーーーーー
FUZZ GAFF(ファズガフ) 1990年生 千葉在住(秋田出身) 心身を壊され数年間寝たきりになり病気との長い戦い、自分という存在が無くなってしまうのではないか、自分という個性が存在しなくなってしまうのではないかと苦しみ恐怖と戦う中で、幼少の頃から好きだった絵の存在を思い出し、縋る思いで絵を描きはじめ、自分という形を再構築していき2021年から本格的にアーティスト活動を開始。
ーーーーーーーーーー
『毒可愛い』をモチーフに制作をしており悪魔やモンスター等のキャラクターに落とし込んでいます。 キャラクター達は自分自身であり、時に影があり、残虐性と変身願望、激しい感情、そして自由等の心が含まれています。 幼少期から理解というものをされず、自分は人間ではなくバケモノなのだろうという考えに行きつきました。 それなら自分を表現するのはきっと人間ではなく、悪魔やモンスターなのだろうと思っています。
そして私自身の小さい頃、虫捕りをして遊んでいた方なら一度は口にしたであろう「脚がとれちゃった!!」という言葉。 この無邪気さと残酷さが今も心の片隅に潜んで、ちょっとグロテスクだけどポップな表情やカラーとなり私の作品に影響を与えています。
原画作品やグッズは、誰も覗くことが出来ない頭に中の考えやアイディアを私たちの生活する次元に生み、それが誰かの生活の一部に溶け込み自分よりも沢山の人と関わり、世界を見ている事に面白さを感じます。 そして身に着けたり飾る事により、その人の心に何かしらの影響・作用を与えたならただの「物」ではない存在に成ると考えています。
それによって作品のもっと確かな存在の証明が出来ると考えています。 いつか捨てるときの手から離れる感触とごみ箱に落ちる音、燃やす(火葬)火の色と立ち込める煙と匂い、朽ちて白骨化していく身体のように 現実に存在することにより作品はそれら「死」というものの体験をします。 すなわちその作品が「命」を持っていたことを証明せざるを得ないのではないでしょうか。
この世に残す手紙を綴る様に、広い海に手紙を入れた瓶を流し誰かに届くように この思いは希望であり、願いである。